私の備忘録

少しでもずる賢く生きるために

デジタル化はどんどん推し進めるべし!

マイナンバーカード、電子帳簿保存法、などなど

さまざまな分野でデジタル化が進んでいる。

デジタル化の初歩として、ペーパーレス化が挙げられる。

会社で扱う書類、個人の保険証などをペーパーレス化してデジタル化しようというのがコレ。

 


弊社でもデジタル化がある程度進んできた。

その陣頭指揮を自分がとってきたのだが

60年以上続く中小企業では、紙文化が根強く残っており

意識を変えることはなかなか大変であった。

 


真っ先に顧客から受信するFAXをPDF(データ)で受信し

コンピュータ上で閲覧、処理、返信することから始めた。

今時、FAXでの注文が主流なのは日本の文化なのかもしれない。

メールで済むだろう。と思っても日本中どの業界でもFAXが主流なのだから致し方ない。

それならば受信する側で、紙に印字するのをやめてデータ化しようとしたのがきっかけ。

 


ある程度コンピュータ操作に慣れている若手社員から導入し時間をかけて定年間近の社員にも導入していった。

「紙じゃないと、よくわからない!」

「データが消えたらどうするんだ!」

と野次られたりもした。

デジタル化を推進する身としては半ば強引に、

モニターを用意して、閲覧画面と作業画面を分けさせ

つきっきりで教育もした。

 


こうした定年間近の社員は、最初は渋々操作してくれていたが

1ヶ月もすれば操作も慣れ、まだ操作に不慣れな人にアドバイスをする始末。

導入当初の不安は今では全くない

 


小さな会社の話かもしれないが

今日本が歩むべき道もこれと同じだと思う。

 


マイナンバーカードの登録が難しいやら

誤って登録してしまっただとか

ネガティブな情報ばかりニュースになるけれど

デジタルに移行する際の手入力は人間によるものであるならば

その微々たるヒューマンエラーにめくじらたてて

デジタル化した際の恩恵を受けれなくするなんて愚の骨頂

 


デジタル化でデータ集約して、導き出される答えの角度が高くなるはず(そう期待している)

もちろん何でもかんでもデジタル化が良いわけではない

 


例えば、人とのコミュニケーションは実際に相対することで

リモートで画面越しに話すよりも、仕草や、表情、間合いといった

人間らしい情報を手にすることができる。

これは人間が人間らしくいるために必要なことであるし

昨今のリモートワークの普及で改めて、実際に相対するコミュニケーションの必要性もフォーカスされている。

 


今まで人間行っていた単純作業をデジタル化でコンピューターに任せ

人間はもっと人間にしかできないことに注力することで

もっと付加価値の高い社会貢献をしていこうってのが将来的な展望であると思う。

マイナンバーカードと保険証の一体化は多少強引な感じはあるものの

得られるメリットのことを考えれば早く進めないともったいない。

 


いろんな利権がらみのいざこざが予想されるけど

何とか敢行してデジタル化の弾みにしてほしい。