私の備忘録

少しでもずる賢く生きるために

一条工務店の入居宅訪問について

家を建て、引き渡されてから8月で3年が経つ。

我が家は決して、大きくて、立派で、おしゃれで、インスタに載るようなキラキラした家ではない。

ただ、ありがたいことに、建築メーカーの『入居宅訪問』と言う、建築検討者が実際に建てたオーナーの家を見学し、質問をぶつけることが出来るサービスによく利用される。

この『入居宅訪問』だが現在では大体月に3件ほど対応している。

3年で100組以上が我が家を見学している。

 

ネット上には『入居宅訪問』をする側、される側のアドバイスなどがあり、なるほどなあと感心することもある。

これから建築するする人たちは『入居宅訪問』ができるような家にしたいとか

既に住んでいるオーナーはいつになったら『入居宅訪問』の依頼が来るのだろうか?

とかいろいろ関心が高いイベントであるなと感じる。

関心が高いからこそ、この『入居宅訪問』というイベントについて思い出を書き記したい。

 

一条工務店』で家を建て、引き渡されたのが2019年8月

コロナ禍まっただ中で、マスクをしながら引渡しの儀式をした記憶がある。

それから引越をし、外構工事をし、夫婦でアイデアを出しながらインテリアを少しずつ変えていった思い出がある。

2019年10月、引き渡されてから2ヶ月経つと、担当営業が引渡し後の異常がないかの確認のために訪問してくる。

建具の不調、クロスの剥がれなど、さまざまな異常や疑問点を解消する目的だが

営業からは、「おしゃれなインテリアですね!写真撮ってもいいですか?」と褒められた。

そして、差し支えなければ『入居宅訪問』の候補にさせてくださいと依頼された。

 

このような経緯で我が家は『入居宅訪問』利用可能先となった。

この情報はおそらく周辺の営業所で共有されている。

我が家は住宅展示場2カ所のちょうど真ん中あたりに位置しており

展示場から10分程度の距離である。

この理由からも、2つの展示場、時にはもう少し遠い展示場からも依頼がある。

 

利用可能先となってすぐに『入居宅訪問』の依頼が来た。

初めてであるからこそ、勝手が分からず、とりあえず全部屋を紹介し、質疑応答とした。

良かったのか悪かったのか判断が出来なかったが、その後も立て続けに依頼は来て、毎月3~5件程度対応していった。

半年ほど経つと熟れたもので、自分たちの中での『入居宅訪問』のパターンを確立した。

妻が1階から2階全ての部屋を細かく説明、紹介し、最後に電気代などの光熱費の話を私がして、質疑応答となる。40分から60分程度で終わる。事前に2時間程度家中を掃除するから実働3時間程度。

 

リモートワークやらデジタルな事が急速に発展した2020年には

一条工務店でも事前に『入居宅訪問』を動画撮影したものを各展示場で希望者が閲覧できるような仕組みが構築されていったらしい。

我が家のエリアの展示場でも動画撮影をすることとなり、撮影をしてもらった。

展示場のその場で撮影されたリアルな住まいが見ることが出来たそうで、いろいろと参考になったらしい。

2021年には展示場主導ではなく、本社の広報チームからも同様の依頼があった。

本社チームはZOOMを利用した『Web入居宅訪問』を敢行した。

確か、本社としては初めての試みだったと言うことで、お互いに手探りでやっていった記憶がある。

事前にカメラリハーサルをしたり、初めての経験でとてもおもしろかった気がする。

 

2022年には事前に映像制作会社と『入居宅訪問』の様子を撮影し、それを『Web入居宅訪問』として流し、最後に質疑応答だけリアルタイムで対応するようになった。

5月と10月にこの『Web入居宅訪問』に出演した。

 この辺りで様々な営業所の担当者、本社の広報の方などたくさんの一条工務店のスタッフと面識を持つようになった。

製作会社に撮影してもらった『入居宅訪問』の映像は今も一条工務店のサイト内で閲覧できるそうだ。

 

一条工務店で家を建て、何不自由なく、快適に過ごせているおかげで

できる協力はいくらでもしようというスタンスでここまで広がったことはとても驚いている。

それと、初めからこのような事になるとも想像してもなかったし

単に時代の流れ的な部分と、展示場から近いなどの物理的理由が大きいのかなと思っている。

 

自宅を誰かに見せる機会なんてそんなにないのと

毎回、自宅を褒めてくれるため自己肯定感が上がるのが良い点だと思う。

もちろん謝礼という形で見学につき5,000円の商品券を頂けるし

見学後に契約につながれば更に5,000円の商品券が頂ける。

すでに100件以上『入居宅訪問』を実施し、50件程度が契約に繋がっている。

その他諸々協力の際に何かと頂いており、貴重な収入源になっていることは間違いない。

 

もちろん、土日の貴重な休みが潰れてしまうというデメリットもあるが

子供が小さいのと、コロナ禍で外出予定があまりなかったことでここまで数多くやって来れたのだと思う。

 

3年の思い出がこんなに長くなるとは。

一条工務店』、『入居宅訪問』でこのブログへのアクセスが多そうなら

また詳しい内容でも書いてみようかな。