私の備忘録

少しでもずる賢く生きるために

少子化対策って法律で解決できるかしら?

異次元の少子化対策が何かと話題。

どの政策が異次元なのか!

財源はどうするのか!

これ以上増税するのか!

とかとか

 

この目的は、少子高齢化のスピードを遅くすること。

どこの先進国も同じ課題を抱えており

どこの先進国も具体的な解決策がない。

成功事例もないから手探りになるのは仕方がない。

 

このまま何も手を打たなければ、日本の人口は8,000万人以下となり、そのうちの高齢者割合が高くなり

現在の社会保険制度が成り立たなくなるという

最悪なシナリオが待ち構えている。

 

少子化対策として

児童手当の拡充、所得制限撤廃

保育サービスの充実

育児休業取得の推進

出産支援、医療保険適用

が挙げられている。

 

政治家が法律を作り

政府が法律を基に行政を行う

これが仕事、役割というのは理解している。

 

でも法律をいくら作っても、肝心なことが忘れられていないだろうか。

 

子供を産み、育てたいと現役世代が思うマインド

これが全てじゃないだろうか。

 

例えば、タピオカがブームになった時のようにさ

特段に美味しくもなくて、健康にもよくなさそうなのに

新規店舗が乱立して、行列が行列を作り

タピオカが若者のトレンドだった。

タピオカ飲んでる自分イケてるとSNSに投稿したり。

 

それと同じように出産、子育てがトレンドになれば

子育てしている自分イケてるというマインドになって

出生率も上がってくるんじゃないだろうか。

 

そのための土台を作るための法律であることもわかる。

けれども土台だけ作ってもその上にそういう雰囲気がなければ変わらない。

 

あたかも、土台だけ作っておいて

「さぁ、子供よ増えろ!!!」と考えてそう。

仮に自分が20代前半だった頃に、この異次元の少子化対策が実施されていても

結婚して、子供作ろうと前向きに思える自信がない。

漠然とした不安は拭いされないし

周りも出産はおろか結婚もしていない。

やはり雰囲気が醸成されていないとダメだと思う。

 

この社会問題は法律や行政だけでは解決できないこの国の課題だ。

 

一人一人がこの課題に向き合う必要があると思う。

自分には何ができるだろうか?

未就学児を育てる子育て世代として何ができるだろうか?

 

楽しい雰囲気や幸せな雰囲気などポジティブな大人像を結婚していない世代に伝えることかも。

もちろん子育ては一筋縄では行かないこと、うまく行かないこともたくさんある。

けれども、そのネガティブなイメージが先行して出産に躊躇している人がいるならもったいない。

子育て未経験の世代に対して、子育てのポジティブなイメージを与える

それも先輩世代の役目じゃないだろうか。

 

子供は社会の宝物。

ならば政治家に任せっきりじゃなくて

社会全体で、個人個人が考え行動しよう